たまプラーザの先輩sonorの園田夫妻。
お店を出す以前から良くして頂き、付き合いの長いお二人。
sonorが初めて行ったバイヤー向けの個展の際は、お手伝いとして居ました。その後C&Cがオープンした際は限定品の販売をさせて頂いたり。sonorのコーディネート撮影の際はC&Cアイテムを使って頂いたり。
そんな気心しれたの園田さんとゆっくりと時間をかけて形にしたCLOTH&CLOTHINGの為のカバン。
巾着をベースとしたかばんは、布袋のような感覚は残しつつ、薄く裂いた革の綺麗さを取り入れた
無駄の無いシンプルでミニマルなデザイン。
ストラップの長さは、原始的な方法ですが結んで調整してみて下さい。
日常使い出来るものでありながら、カジュアルすぎず落ち着いた雰囲気ですので男女問わず使って頂けます。
※鍵や携帯など小物をまとめるのにちょうど良いの小ぶりのサイズ感です。
CLOTH&CLOTHINGのテーマは、
〝日常的に楽しめる紳士服〟を揃え、
〝きれいめ〟になり過ぎず、肩の力を抜いた着こなし。
季節に合わせた色味を使い〝なにげない服〟を、バランスよく組み合わせる事を心がけております。
シンプルな着こなしになればなるほど、
小物使いでらしさとも言える個性が滲み出るように考えると小物はとても重要。
どんなカバンを選ぶかで心地よさなど1日の快適さに大きく差が出るもの。
「C&C Reversible Drawstring Bag」は、巾着部分をキュッと閉じたり広げたり。
気分や装いに合わせて色を変える事でアレンジを楽しめます。
革素材は、今までのsonorで使用している山口産業のピッグレザーを使用しているのですが。
革の厚みは変更してもらいました。
通常のsonorの商品や流通している厚みは「1.2mm」
今回の革は「0.5mm」と従来の半分程度の厚みにする事で、
とても軽量である事と巾着部分がストレスなく開閉できまるようにしております。
布素材に関しても、今までのsonorで使用している79A(ななきゅうえい)帆布を使用しております。
見た目は11号帆布そっくりですが、少し薄めに仕上がった生地。
11号帆布だと厚すぎるが、キャンバスやオックスなどでは薄いというときにちょうどよく感じる厚みです。
テープに関しては、木馬(MOKUBA)社製のリネンリボンを採用し。長く使用した際にも変化の薄いものを採用しました。
木馬(MOKUBA)社=蔵前にある「ルイ・ヴィトン』『ドルチェ&ガッバーナ』『ランバン』など、世界のトップブランドにも愛されるリボンメーカー。
C&C Reversible Drawstring Bag
COL:Orange x mimoza
革面
布面
C&C Reversible Drawstring Bag
COL:Green x Black
布面
革面
使い込む事で革が馴染み、巾着部分の入り口がよりギュッと閉まります。
ショルダーバックを作るにあたり、始まりは2021年の始まりの頃sonorさんのアトリエで見た
新色mimoza(ミモザ)色の革のカラーサンプルから。
sonorのロゴにもデザインされているミモザ。
sonorの豚革はミモザの枝や樹皮を粉砕して抽出したタンニンでなめしており。
特に、今回のmimoza(ミモザ)色は植物タンニンのなめしをより感じる色であり、ブランドの核心を感じる色でした。
始めは“やさしい黄色”ですが、お使い頂くうちに、どう変化するのか分かりませんでした。
使用してみるのが早いと思い。mimozaの革を頂き、簡易的ですが、カバンを作り。
毎日使いゆっくりと時間をかけて革をエイジングさせどのように色が変化するのか観察しました。
結果的には“濃く落ち着いた橙色”へと変化していき。
本来の優しい色に艶が足され。徐々に肌色のヌメ革が、茶色へ変化するようなイメージがとても気に入りました。
革の色の変化が分かったあとは、デザイン決めに取り掛かりました。
初めからコーディネートによって変化出来る2WAY仕様は頭にあったのですが、なかなか形が決まらず。
数ヶ月間経ち、ふらっとアトリエに行った際に見たsonorのzutaの〝布袋感と薄く裂いた革の綺麗さ〟より着想を得て。今のデザインへ落とし込みました。
道具としての巾着部分の開閉しやすさや、耐久性を考えるとテープの素材選びにも時間がかかってしまいましたが、結果的、摩擦に強く、柔らかさも残るリネンテープと出会えたのは嬉しい思い出です。
布部分は、以前sonorのPERA_TOTE_DAIで使用した事のあり安心感のある79A(ななきゅうえい)帆布の中から、色を選択しました。帆布では珍しいパキッと色が入ったGreenは園田さんもお気に入りとの事。
全て決まり、サンプル作成して頂き自分自身が毎日使用する事4ヶ月。細かい気になる部分を修正し頂きようやく販売に至りました。
春夏・秋冬といったシーズンサイクルに合わせて年2回の展示会が繰り返されるこのアパレル業界において、色々と話をして企画をして、サンプンをつくり「じっくり」と進められる事がどんだけ贅沢な事なのか。。
園田さんのご厚意により叶ったCLOTH&CLOTHINGの為のカバン。
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CLOTH&CLOTHING(クロース&クロージング)
225-0002 横浜市青葉区美しが丘 1-10-8
第一みなもとビル 2-C
東急田園都市線 たまプラーザ駅北口より徒歩5分
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